同人活動をしている側として切実な思い…
「感想がほしい!」
私は作品の感想を書くのも送るのも、作家さんに喜んでいただけるのも読者としての楽しみだと思っています!
一方で、読者側としては
「感想を書いて送るのはハードルが高い…」
「失礼なことを書いて作家さんを不快な気持ちにさせてしまったらどうしよう」
という不安もありますよね。
よくわかる…私も読者でもあるので…。
そこで、いつも私が感想メッセージを送るときに使っているテンプレ的な表現と気を付けているNG表現をご紹介します。
読み終わったら、ぜひ推し作家さんに感想を送ってみてくださいね。
「いいね」「ブクマ」も嬉しいけれど…感想は推し作家さんの活力に!
いいねもブクマもリツイートももちろん嬉しいのですが…
文章でしたためられたアツい感想をいただけたら、毎日毎朝毎晩読んで抱きしめて寝て生きる糧にしてしまう。
読むのは数分~数時間(分厚い小説同人誌だと数日かかりますね…)の同人作品。
しかし、作家さんはその何十倍、何百倍もの時間をかけて、時に寝る時間も惜しんでその作品を完成させています。
好きで趣味で推しだから、命を削るようにして作品を生み出すのです。
「作品を完成させて世に出した」という達成感はたまりません。ハイになります。
ハイになりますが、同時に「たくさんの方に目にしてほしい」「この情熱を誰かと共有したい」「リアクションがほしい」という思いも生まれ、いいねブクマの数を気にしたり、リツイート先でエアリプ感想がつぶやかれていないか見に行ったり、毎日5回エゴサしてしまったりするのです。(私の話です)
大人になるとなかなか褒めてもらえないですからね…
ただ、Pixivなどのプラットフォームで公開しても、仕事のように報酬が貰えるわけではありません。
同人誌を出しても二次創作であれば利益度外視で赤字です。
ただただ好きという気持ちで作り上げたものが褒められるとめちゃくちゃ嬉しいんですよね。
悲しいことに、大手の作家さんでも、感想がないことで筆を折ってしまった方をときどき見かけます…。
一方で私の観測範囲では、感想をもらったことで喜んだり、これからも頑張ろうというポジティブな気持ちになっている作家さんもたくさんいます!
作家にとって感想は、次の作品や今後の活動の原動力になるのです。
(ときどき「感想いらない派」の方もいますね。プロフィールなど確認しておきましょう)
感想メッセージ例文
私がいつも書いている感想メッセージの構成は、ざっくり次のとおりです。
- 書き出しのあいさつ
- 特定の作品の感想
- 作家さんの作品全般への感想
- 結びのあいさつ
こんな感じで書いていると、私はいつもだいたい700~1000字くらい、マシュマロやお題箱で送るのにいい感じのボリューム感になります。
私は「かしこまりすぎず、くだけすぎない無難な表現」を心がけて絵文字はあまり使わないようにしていますが、相手の作家さんの雰囲気やご自身の思いに合わせてアレンジしてみてくださいね。
書き出しのあいさつ
「こんにちは」や「はじめまして」に続けて、あいさつの文を書きます。
いきなり感想から書き始めても別にいいのですが、はじめに1文あることでぐっと丁寧な印象になりますよ。
匿名ツールではない場合はHN(ハンドルネーム)を名乗ります。
- いつも作品とツイートを拝見しています。
- 先日はイベントお疲れ様でした。
- アップされた新作を拝読しました。
- 通販で注文していた同人誌が届きました。
特定の作品の感想
新刊や新作、お気に入りの作品など、特定の作品について具体的な感想をいただけると(私は特に)嬉しいので、「ここがよかった」というポイントを挙げて感想を書くようにしています。
「なぜよかったか」という理由も添えるとなおヨシです。
- 新刊とても感動しました。特に●ページ●コマ目のキャラの表情に、●●な思いが感じられて胸が熱くなりました。
- 最初から最後までかわいいお話で、読みながらつい笑顔になりました。「~~~」というセリフがとてもキャラらしいですね。
- どの作品も大好きなのですが、中でもPixivにアップされている「~~~」がお気に入りで何度も見に行ってしまいます。
- 最後に冒頭の伏線が回収されて、タイトルや表紙の意味がわかった瞬間鳥肌が立ちました。
伏線に気づいたらぜひ気づいたよって書いてください…嬉しいので。
この部分を2~3セット繰り返すと、肉厚で中身の濃い感想になります。
作家さんの作品全般への感想
特定の作品だけではなく、作家さんの作風が好きで普段からフォローしたり同人誌を読んだりしている場合は、作風のどんなところが好きかも書き添えています。
- ●●さんの作品のキャラ解釈や世界観にいつも圧倒されています。
- 作品もツイートも面白くて、毎日元気をいただいています。
- イラストの色合いが優しくて癒されます。
- 繊細な文章で描かれるキャラたちの心模様が魅力的で、読んでいて心が動かされます。
- 漫画がとてもドラマチックで、まるで映画を見ているような気持ちになります。
一つの作品だけではなく、過去の作品も読んで気に入ってもらえたらものすごく嬉しくて「創作しててよかった!」という気持ちになれます。(私は)
語彙がなくて「すごい」「エモい」「尊い」しか出てこなくて困るときは
(それでも受け取る側は嬉しい気持ちになることが多いと思いますが)
『形容詞を使わない 大人の文章表現力』という本が、言いまわしの参考になるのでおすすめです!
結びのあいさつ
最後にさらっと1文、結びのあいさつを入れると丁寧です。
作家さんへの感謝や応援の気持ち、修羅場が大変そうだったら体を気づかう気持ちを書きましょう。
- いつも素敵な作品をありがとうございます。
- 次のイベントも楽しみにしています。
- これからも●●さんの創作活動を応援しています。
- お体に気をつけて頑張ってください。
例文を組み合わせるとこんな感想メッセージに
例文を組み合わせて+αを書き足すと、こんな感じで感想メッセージのできあがり!
はじめまして、いつも作品とツイートを楽しく拝見しています。
先日はイベントお疲れ様でした。
さっそく新刊を読ませていただきました。最初から最後までかわいいお話で、読みながらつい笑顔になりました。
「~~~」というセリフがとてもキャラらしいですね。
これからも何度も読んで楽しみたいと思います。●●さんの作品は繊細な文章で描かれるキャラたちの心模様が魅力的で、読んでいて心が動かされます。
過去作の「~~~」も大好きなお話です。
いつも素敵な作品をありがとうございます。これからも●●さんの創作活動を応援しています。
お体に気をつけて頑張ってください。
こんな感想はNG!削除か言い換えを
ときどきTwitterで話題になっている「こんな感想が来て困ってしまった」「こんな内容を送られると悲しくなる」というNG感想問題。
送る側としては、実際どんなことに気を付けたらいいのでしょうか?
別の表現に言い換えることで失礼なく思いを伝えられる場合もあります。
NG感想の例と言い換えの例をご紹介します。
逆カップリングへの言及
- 私はB×Aのカップリングが好きです。●●さんのA×B作品はB×Aにも読めて最高です。
カップリングの左右はセンシティブな問題です。
よほど作家さんが「左右解釈フリー」を掲げているのでなければ、逆カップリングへの言及はNG。
カップリングの左右固定派で、逆を受け入れられない方もたくさんいます。
A×B、B×Aどちらを書かれる方であっても、意図と違う解釈をされるのは不本意なこともあります。
読者がどんなカップリングを好んでいるかという情報は、作品の感想自体には不要なので削りましょう。
「自分が考えた作品の続き」を書く
- このあとの2人は●●になって●●するんですよね。そして~(以下略)
作品を読んで自分が考えた続きの展開を送り付けてはいけません。
もし作家さんの頭の中に続編のアイディアがあっても、ネタがかぶってしまったら自分のオリジナルとして書けなくなってしまいます。かぶっていなくても、求められている内容と違う内容を書きづらいという方もいるかもしれません。
語りたい気持ちをぐっと抑えて「物語の続きに思いを馳せています」「読後感を楽しんでいます」などの表現に言い換えましょう。
リクエスト
- 続きが楽しみです!
続編があると明言されていない限りはやめましょう。
続きを書くかどうかは作家さん次第です。
- ●●な作品もお願いします!
- (他ジャンル・他CP)の作品も読んでみたいです!
リクエスト受付中でない限りやめましょう。
中にはこころよく受け入れる作家さんもいるかもしれませんが「自分が書きたいものを自由に書きたいのに…」と反応に困ってしまう作家さんの方が多いでしょう。
リクエストをプレッシャーに感じてしまう場合もあります。
「これからも活動を応援しています」、作家さんが原稿中であれば「次回作も心待ちにしています」などの表現で、作家さんの意思で生み出される作品を楽しみにしましょう。
上から目線の批評
- 絵のパースがおかしいです。
- 前より上手くなりましたね。
絶対ダメです。
自分の作品の課題は作家さん自身が一番よくわかっています。作品を世に出すために努力を積み重ねているのです。
「以前から●●さんの作品に惹かれていましたが、最近は更に○○の表現に磨きがかかって素敵だと感じます」など、作家さんが力を入れているポイントをポジティブに伝えるのはアリです。
- 「~~~」という部分に誤字があります。
誤字に関しては、同人誌の頒布前のサンプル段階での指摘で「入稿前に修正できた!」と感謝されているケースを見たことがありますが、それにしても伝え方には気を付けたいですね。
誤字、どんなに頑張っても生まれ続けて消えないので…。
既に出した同人誌のもう修正がきかない誤字なんて、自分が一番わかっていて歯噛みしているのです…。
よほどの誤字で文章の意味がわからなくなっているのでない限り、気にせず読み飛ばしてもらった方がありがたいです。私は。
タメ口
敬語が無難。間違いない。
普段のつぶやきがフランクな方や、お友達とのやりとりがくだけたタメ口の方でも、いきなり見知らぬ相手からゼロ距離のタメ口で話しかけられたらびっくりしてしまうことも。
といっても、仰々しい敬語やマナーを気にしすぎることはありません。
「です」「ます」をつけるだけでも丁寧な印象になります。
まとめ
感想が同人作家の活力になる理由と、私が普段書いている感想のパターン、気を付けたいNG表現についてご紹介しました。
感想を書いて送るには時間と手間がかかって勇気も必要ですよね。
その手間ひまをかけても感想を送ってもらえたということは、作家さんにとって大きな励みになります。
ぜひ感想メッセージにチャレンジしてみてください。
いろいろと書きましたが、長文感想を送ることが正義というわけではありません。
「好きです!」「最高でした!」の一言でも助かる命があります。
身構えすぎずに、作品で盛り上がったパッションと感謝を伝えましょう!
