「小説をアップしたけど、感想が全然こない…!」
- 頑張って執筆して、勇気を出して公開した作品に反応がない。
- 閲覧数や「いいね」数が増えなくて、何度もリロードしてしまう。
- 他の作家さんと比べて「作品の出来がよくなかったのかな?」と落ち込んでしまう。
――あるあるですよね。
感想をもらうこと自体が創作活動の目的になってしまっては本末転倒ですが、やはりリアクションがあると嬉しいし、今後のモチベーションも高まります。
一方、読者視点で考えてみると、作品の内容以外にも、「感想を送るハードルが高い」と思われている可能性もあります。
感想を送るハードルは、少しの工夫で下げることができます!
私自身も創作活動を20年以上続ける中で、実際に作品以外のところも試行錯誤してきました。
その結果、ありがたいことにコンスタントに感想をいただけています。
今回は、今すぐできる「感想を送るハードルを下げて、作品の反応を増やす方法」を6つご紹介します。
匿名メッセージツールを設置する
読者が感想をためらう理由のひとつに、「自分の名前やアカウントが知られるのを避けたい」という心理があります。
「SNSやpixivでコメントすると、名前を知られるから恥ずかしい」
「他ジャンルや逆カプのアカウントから感想が届いたら、作者さんが困らないかな?」
「自分のアカウントを知られると、フォローや交流の気遣いをさせてしまうのでは?」
このような読者にとって感想を送りやすいのは、匿名メッセージツールです。
同人界隈でメジャーなツールをご紹介しますね!
おすすめの匿名メッセージツール3選
Wavebox
- 絵文字だけでもリアクションできる匿名ツール
- 読者にとって文章を考える必要がないので、最もハードルが低い
- テキストメッセージの受付オン/オフも選べる
マシュマロ
- テキストメッセージを送信できる匿名ツール
- 誹謗中傷など、ネガティブな内容のメッセージはAIが削除してくれるので、フィルタリングされたポジティブなメッセージだけが届く
- センシティブな言葉は伏せ字になって届く
Googleフォーム
- 自由度の高いアンケートフォーム
- チェックボックスなどの簡単な選択式から詳細な自由記述まで、幅広い項目から選べる
- 1つのGoogleアカウントで複数のフォームを作れる。ハンドルネームや作品ごとに使い分けできて便利
どれも無料のサービスなので、とりあえず登録してみて気に入ったものを採用するのもおすすめです。
個人的には、はじめて匿名ツールを使うなら、まずはWaveboxをおすすめします。
絵文字リアクションは気軽に押せるので、文章を考えることがネックになっている読者からの反応も貰いやすいです!
匿名ツールのURLは、SNSや小説投稿サイトのプロフィール、各作品の概要欄など、読者の目につきやすい場所に掲載しましょう。
恥ずかしがらずに「感想ください!」をアピールする
大っぴらに「感想ください!」とアピールするのは恥ずかしい、カッコ悪いと思っていませんか?
その恥じらい、一旦捨てましょう。
せっかく匿名ツールを設置しても
- 「匿名ツールがあることに気づかなかった」
- 「素敵な作品だから、他にもたくさんの感想を貰っているだろう。自分が送らなくても大丈夫だろう」
- 「感想が欲しくないタイプの作家さんだったらどうしよう」
などの心理で、読者が感想を送るまでに至らない可能性があります。
プロフィールや普段のポスト、作品の説明文などで「感想を貰えると嬉しい」とアピールしましょう。
・匿名ツールのURLに「『よかった』だけでも感想をもらえると飛び跳ねて喜びます!」など、感想を歓迎しているコメントを添える
・新作をアップした後「どうでしたか?よかったら、Waveboxポチポチしていただけると嬉しいです!」とSNSでポストする
・「いいね・リツイート・ブクマだけでも嬉しい!」と伝える
「この作家さんは感想を喜んでくれるんだ!」「Waveboxがあるなら、新刊の感想を送ってみようかな」と思って貰えるかもしれません。
ただし、「感想が来ないことを嘆くポスト」はおすすめしません。
「どうせ自分の作品なんか…」
「どうして誰も反応してくれないんだろう?」
気持ちはわかりますが、ネガティブなオーラを出している作者には、どう言葉をかけたらいいのか困ってしまいます。
「○○だと嬉しい!」とポジティブに変換して発信するといいですよ。
同人誌の奥付に匿名メッセージツールのQRコードを掲載する
Web掲載の作品なら、概要欄などに匿名メッセージツールのURLを掲載すれば、読者は作品からダイレクトに匿名メッセージツールにアクセスできますね。
でも、紙媒体の同人誌ではそうもいきません。
同人誌を読み終えて、感想を作者に伝えようと思ったら
- 奥付をチェック
- 作者のSNSや投稿サイトのアカウントにアクセス
- 匿名ツール・DMなどの連絡手段を探す
- 感想を送る
と、感想を送るまでにいくつかの手順があります。
そうこうしている間に、読み終えたばかりの新鮮なパッションが冷めてしまったり、匿名メッセージツールやDMにたどり着けなかったりすることが、ハードルとなっている可能性があります。
そこで、紙媒体の同人誌でも、読者が簡単に匿名メッセージツールにアクセスできる仕組みを作ってみましょう。
匿名メッセージツールのQRコードを作る方法
QRのススメなどのQRコード作成サイトを利用します。
匿名ツールのURLを入力するだけで、簡単にQRコードの画像ができあがります。
作成されたQRコードの画像を、同人誌の奥付に貼り付けます。
このとき、何のQRコードかわかるように「ご感想はこちら(匿名ツール)」とひとこと書くのも忘れずに!
同人誌を読み終えてすぐ、QRコードを読み取るだけで匿名ツールにアクセスできるので、読者が鮮度の高い感想を勢いよく送れます!
まずは自分から感想を送る
「え? 感想をもらいたいのに、『自分から送る』ってどういうこと?」と思うかもしれません。
実は、他の作者に感想を送ることにも、メリットがあるんです。
ポジティブな気持ちの連鎖を作る
創作界隈では「感想を送ると感想がもらえる」現象がよくあります。
感想を受け取った相手も「誰かの作品に感想を送りたい!」という気持ちになり、また別の相手に感想を送る。
そんなポジティブな気持ちの連鎖が、回りまわってあなたに返ってくるかも?
迷信のように思われるかもしれませんが、何もせずに「今日も感想が来ない…」と落ち込んでいるよりは、誰かの作品に積極的に感想を送ってみる方が、前向きな行動ですよね。
- 「この表現が好きでした!」
- 「キャラの解釈が最高でした!」
- 「このシーンが刺さりました!」
簡単なひとことだけでも、あなた自身が「感想を送る」をやってみましょう!
余談ですが、古の2ちゃんねる同人板には「感想が欲しいなら、まずは自分から感想を送ろう!」という趣旨の「ペイフォワードスレ」というスレッドがありました。
そこには「他の方に感想を送る活動をしていると、ジャンルが活発になって自分も感想が貰えた!」という書き込みも多く見られました。
とてもポジティブになれた思い出があり、今でも「まずは自分から感想を送ろう!」という気持ちでいます。
読者目線で「感想を送る」体験をする
自分から感想を送るもうひとつのメリットは、「感想の送りやすさ」「感想を送るハードル」を読者目線で実感できること。
「自分自身で感想を書いて送る」という経験をすることで、読者心理が客観的に見えてきます。
実際に感想を送ってみると、思っていた以上に時間がかかったり、頭を使ったりすることに気づきます。
- 改めて作品を読み込んで
- 感想を言語化して
- 作者さんに失礼にならないようにメッセージを書いて…
「作品に感想を送る」という作業は、とてもエネルギーを使います。
いただく感想の重み、ありがたみが、一層感じられますね!
自分の作品やSNSアカウントも、「感想を送りやすいか?」という読者目線で振り返ってみましょう。
・どんな作品だと感想を書きやすいか?
・どんなツールをどのように設置すると感想を送りやすいか?
・どんな作者だと感想を送りやすいか?
ココナラなどの感想サービスを利用する
「どうしても感想がもらえない…」という場合は、クラウドソーシングなどを使って感想を依頼するのもアリです。
お金を払って感想をもらうことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。
ですが、ココナラやSKIMAでは、「あなたの作品の感想を書きます!」というサービスが多数出品されています。
実際にたくさんの方が利用しています。
たとえば、ココナラで「小説」「感想」と検索すると、こんなサービスが出品されていました。
「ポジティブな褒め」から「現役プロからのアドバイス」まで様々なタイプの感想を依頼できます。
実際に感想を依頼したユーザーの口コミもチェックできるので、安心感がありますよ。
10万字以上OKの方や、感想の文字数や内容をしっかり決めている方など、受け付けている内容は出品者によって違うので、事前にしっかりチェックしましょう。
あなたの作風やニーズに合った出品者を見つけて、依頼してみてください!
ChatGPTやClaudeなどのAIツールで小説の感想をもらう
あれこれ工夫してみたけれど、それでも来るか来ないかわからない感想を待つのはつらいですよね。
お金をかけるほどではない…という気持ちもわかります。
そんなときは、AIに作品の感想をもらうという選択肢もあります。
ChatGPT、Claude、GeminiなどのAIを使えば、無料プランでも小説の感想やフィードバックがもらえます。
ただし、プロンプト(AIへの指示)を工夫しないと、表面的な内容にとどまってしまうことも。
たとえば、単に「この小説の感想を教えて」と聞くだけでは、無難で薄っぺらい答えしか返ってこなくて、物足りないことが多いです。
そこでおすすめなのが「小説の感想に特化したプロンプト」。

私自身が実際に自分で活用したくて作り込んだ小説評価・感想プロンプトをnoteで公開しています。
小説の改善目的で作りましたが、評価基準を「甘口」にすると、いいところをひたすら褒めてもらえてかなり嬉しいです!
Claudeで「甘口」で猫に評価をお願いすると、元気いっぱいのニャンコ先生が現れて、満点評価をしてくれました!

↑は無料版のプロンプトで出力された結果です。
有料版も販売していますが、無料版でも「読者としての率直な感想」「どこがよかったか?」を、具体的な内容に踏み込んでボリュームたっぷりの感想が出てきます。
ぜひ試してみてくださいね!
無料版プロンプトはこちらのnoteから利用できます。
有料版プロンプトで出力された評価・感想のサンプルも掲載しています。

まとめ
感想をもらうために、今すぐにできる方法をご紹介しました。
もちろん、読者が感想を送るかどうかは読者次第なので、「思い通りの感想がたくさんもらえる」という保証はできません。
ただ、あなたの作品で心を動かされた読者が、感想を送りやすいように環境を整えることで、チャンスを逃さないことも大切です。
ぜひ今日から試して「感想を送りやすい作者」になってみてください!
